だんじり曳行の意味合い

宝塚市中山寺地区の市杵島姫神社いちきしまひめじんじゃ秋季大祭しゅうきたいさいや、だんじり曳行の意味合いなど。主に若手会員向けの説明となっています。

秋季大祭とは?

秋季大祭は、中山寺地区とその近隣に住む人々を守る神様(氏神うじがみ)である 市杵島姫命いちきしまひめのみことに対して、一年の「無病息災むびょうそくさい」や 「五穀豊穣ごこくほうじょう」などを感謝・祈願する 儀式で、毎年10月24日に行われます。

だんじりはこの秋季大祭に合わせて曳行されます。

だんじりは何のためにある?

太鼓やかねを打ち鳴らしながら地区内を曳行えいこう*することで、これらの感謝や祈願の気持ちを表現しています。

簡単に言うと、だんじりの曳行えいこう*は神様に「ありがとうございました、また一年お願いします」という気持ちを表現するために行ってます。

* 曳行とは、引っ張って進むこと

どんな神様?

この神社には市杵島姫命いちきしまひめのみこと祭られています。市杵島姫命は 日本神話に登場する水の神で、スサノヲの剣をアマテラスが噛み砕き吐き出して生まれたと古事記にしるされています。

お姿のイメージ

また、この神社に祭られている神様は、神仏習合しんぶつしゅうごうにより市杵島姫命と同一視された弁才天べんざいてんとしての側面もあり、 音楽や知恵の神でもあるとされています。弁才天には8本腕の姿と2本腕の姿があり、8本腕の姿ではそれぞれの腕に8種類の武器を持った勇ましい姿をしています。 その一方で、2本腕の姿では琵琶びわを演奏しており、穏やかな雰囲気です。

お姿のイメージ

神仏習合とは?

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氏子とは?

氏神うじがみを祭る人を氏子うじこといい、 同じ氏神を祭る氏子たちを氏子中うじこじゅうといいます。これまで、だんじりは氏子中により受け継がれてきたため、だんじりの提灯ちょうちんにも氏子中と書かれています。